いよいよプール実習の日
ついにフル装備してのプール実習。朝9時に東船橋集合というなかなかハードなスケジュール。会場は「ペガサス乗馬クラブ」。名前からは想像できないが、ここにはダイビング用の水深5mプールがあり、馬舎の暖房で出る熱を再利用して温水プールを管理しているとのこと。馬も温水を使うため施設的には相性が良いらしい。
チーム押切の編成
器材を借りて3階ほどのプールエントランスへ。水着に着替えて集合し、今回は「チーム押切」として先日のサカグチ君、女性、友人と自分の4人編成。エアタンクや器材のチェックを終えて、いざウエットスーツを着用。15年ぶりのスーツも難なく着られた。
バディシステムと初めての呼吸
ダイビングでは必ずバディ(相方)システムをとり、一人で潜ることは許されない。互いに器材や状況を確認し合い、緊急時も助け合うのが基本。お互いに手伝いながらジャケット・フィン・マスク・シュノーケルを装備し、水深1.2mほどの浅瀬でトレーニング開始。ついに水中で初めての呼吸──シュコ〜という音とともに普通に息ができ、苦しさもなく想像以上に簡単だった。インストラクターが水中ホワイトボードに書いた「水中世界へ、ようこそ!」の一言には鳥肌が立つほど感動した。
トラブル対処と水深5mの世界
午前は水中サインやエア切れ対応、マスクを外すなど一通りのトラブル対処訓練で終了。午後はいよいよ水深5mへ潜行。耳抜きをしながら水底へ着き、中性浮力を保ちながら3m付近で止まる練習など、まるで海中のような実習が続く。水底の隅に集められると、外が見えるガラス窓があり、そこに現れたのは──馬。水面に上がったインストラクターが「みんなのダイビング人生で初めて見た生物は馬ね(笑)」と場を和ませた。
トレーニングの総仕上げ
その後はボートダイビングの練習、救助、緊急浮上などをこなし、合計3時間ほど潜水。器材をバラして洗い、整理して終了。シャワーで汗と塩素を流し、着替えて実習を終えた。
次はいよいよ海洋実習へ
プールは狭く、ハシゴや捕まれる場所もあるが、海は広くもっと難しいだろうと想像しながらも、期待は大きく膨らむ。次回はいよいよGW渋滞の真っ只中、伊豆で泊まりがけの海洋実習に挑む。